ラ・カンパニュラ

<< July 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>

<< 不思議、ブラジル人 | TOP |

2011.10.07 Friday

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています


| - | - | - | pookmark |
2009.06.08 Monday

Blog Action Day:貧困についての記事

昨年の6月8日、秋葉原で悲惨な事件が起きました。
あれから1年、この日本の派遣労働者問題、ワーキングプアー問題は良くなったでしょうか?
メディアに取り上げられることも稀となり、誰もが忘れてしまっています。

10月16日、世界中のブロガーで、同一テーマを語ってみようというキャンペーンで
昨年のテーマ「貧困」について、拙文をアップしました。
当時のブログは引越したためもう残っていませんが、6月8日の事件を忘れ無いために
トップに改めてアップしました。

貧困の中に置かれた自分を、「自己責任」と笑って過ごせる強い人もいるでしょう。
しかし、「そういう人」を基準にするのではなく、より弱者に目を留め
声をあげることも出来ずに苦しむ人達を、まず見るべきではないでしょうか?

昨年に比べ、経済状況は確実に悪化してるはずなのに、
その怨嗟の声があがらないのは何故でしょう?
メデイアや世論が、また被告一人の責任だという論調に戻ってしまったのは何故でしょう?

今一度、改めて考えてみるべきだと思います。。。


******************************************


貧困」というサブジェクトを突きつけられたら、本来なら、アフリカの飢餓の実態であったり天災によって全てを失った人々であったりと、援助が無ければ生きられない人々に思いを巡らすべきかもしれないが、私の脳裏に真っ先に浮かんだのは昨今話題になっている『ワーキングプア』であり『不当解雇』であり『賃金カット』、『非正規雇用』である。

貴方の会社に派遣社員、日雇社員やアルバイト、は居ないだろうか・・・?
もし貴方の会社にそういった方々がいるとして、貴方や会社はそういった方々に正社員と同じ接し方をしているだろうか?

私もかつては派遣社員として数々の会社に派遣されたが、派遣先のどの会社も同じスキル・同類項の業務でありながら、派遣に対する扱いがそれぞれ違っていた。

  • 自社で補えない仕事をサポートしてくれているので感謝している・・・というスタンスの会社
  • 俺達でも出来ないことはないけど忙しいから、安い賃金払ってやってくれるなら雇わないでもないよ・・・ってな会社
  • 正規雇用社員に適用される福利厚生など与えられていないのに、社員以上に働かせる・・・ふざけた会社
  • 社内回覧を回さない・社内レクにも誘わない(眼中に無い)・挨拶しても無視など、呆れた礼儀知らず・・・人間以下ばかりの会社

貴方の会社の非正規雇用者は、一体貴方の会社をどう思っているか考えたことあるだろうか?

日本企業は戦後の高度成長期〜バブル期あたりまで終身雇用制度がほとんどだったが、今はどうだろう?
企業は軒並み新規採用も中途採用も控え、採用するのはもっぱら利益追求のために賃金の安い外国人や派遣、日雇労働者ばかり。
必要無くなれば、人の生活などおかまいなしに簡単に、一方的に解雇通知だけですませるシステムを作りあげてしまった。

就職難の語句さえ知らずに終身雇用を約束された人々が、就職難で喘ぎ『とにかく仕事に就きたい』という弱者の気持ちなど分かるはずない。

例えば大企業の役員様、貴方のご子息・ご息女が貴方に頼らず、採用試験を受けても受けても採用されず、日雇労働に頼り場所を替えネットカフェで毎夜を過ごしていると想像してみるがいい。
貴方の憂いと怒りは何処に向くだろうか?

かつての日本の首相が使った言葉で、忌々しい『自己責任』という言葉があるが、
これは力の無い弱者に求める言葉であってはならず、権力を持つ、企業経営者であり、その役員であり、政治家であり、終身雇用という恩恵を受けている者であり、お気楽な公務員であり、転職などしたことのない苦労知らずの者のために使われるべき言葉なのだ。

非正規社員を奴隷のように扱いモノを捨てるように簡単に首を切る、こんな不条理があってはいけない。

その不条理が、想像を絶する程の不条理だから人は狂う。
当たり前ではないだろうか。

日雇労働者の年収は200万前後といわれている。
グッドウィルのような下賤な会社を介していれば、労働者に渡る賃金は僅かなもの。

現在、課長、部長、次長、常務、専務と呼ばれ崇め奉られている貴方方にはとうてい理解できないだろうが、現実がそこにある。

抑圧され続け・・・

狂った低賃金労働者は、人を襲う。
誰でも良かったと・・・。
希望すら無いから。

或いは自分を殺す。
疲れたと・・・。
夢みることすら忘れたから。

この現象は、あなたのご子息・ご息女であるかもしれないと考えてみるべきだ。

想像すら出来ず一笑で終わるのなら、その貴方こそこの非正規採用者からなる奴隷制度を作り出した張本人だと、こちらこそ嘲笑するしかない。

そして忍耐強い人種と言われる日本人よ!何時まで我慢するのか?

非正規雇用者の貧困に喘ぐ人々を見て見ぬ振りをし、更に年金だけが頼りの一人暮らしのお年寄にまで重税をかける日本。
それでも腐った権力者に自己責任といわれたら黙るしかないのか?
ならば、政府は何を成しているのかと思わないか?

この日本では。基本的人権が憲法で約束されているはずなのだ。
最低限度の幸せが保障されているはずなのだ。

それなのに企業が若者を正規雇用しない社会現実、それによって彼らが失う収入と強いられるネットカフェ生活=貧困
それを容認する能無しの政府。

人権を侵害したとして、かの昔、有名な朝日訴訟などもある。あの時の訴訟人と同様な立場の人が、この現代にどれだけ居るか、衰えた思考回路が働くなら是非想いを馳せて欲しい。

貴方方は、未来を担う子供たちに、どのような権利があって苦しみを与え
どのような権利があって搾取し、どのような権利があって簡単に切り捨てるのか?

非正規社員も、貴様達と同じ人間なのだと思い出してほしい。

2008.10.16記


2011.10.07 Friday

スポンサーサイト


11:00 | - | - | - | pookmark |

コメント

コメントする









この記事のトラックバックURL

http://akenostubasa.jugem.jp/trackback/71

トラックバック

▲top