2月1日(日)、東海地方の番組で、とある職人さんの列伝を放映していました。
珈琲はお好きですか?
YESと答えた方、、、どれほどのこだわりを持っていらっしゃいますか?
焙煎士という職業をご存知ですか?
生の珈琲豆を輸入して、焙煎(煎る)人のこと。
国産の楢の木の炭を使って、珈琲の豆を煎るその人、川上敦久さん33歳。
釜に炭を入れ充分に熱して、頃合を見て豆を入れる。
焙煎の時間はおよそ10分。
片時も目を離さない。
釜に豆を入れると、川上さんは焙煎小屋の窓を開ける。
風が焙煎を助けてくれるのだそうだ。
熱い温度と冷たい空気、その微妙なバランスが珈琲に風味と味わいをもたらすのだそう。
豆を自家焙煎する卸や喫茶店は、全体の1割にも満たないといわれているそうです。
手間がかかるうえに、コストもかかる、採算も合わないし、何より難しいから。
そんな中で、川上さんは炭火の自家焙煎にこだわっています。
川上さんが焙煎珈琲の美味しさに出逢ったのは9年前。
神様とも言われるほどの焙煎士、田中仁氏に出会った時のこと。
苦いだけだと思っていた珈琲が、氏が焙煎した珈琲を一口飲んで思想が一転。
奥行きの深い珈琲にのめり込んでゆく。。。
川上さんのすごいところは、焙煎の神様たる田中氏の娘婿の会社に所属している時に、
その会社が多額の負債を抱え、倒産しそうな時、社長たる(田中氏の)娘婿が失踪。
田中氏の焙煎技術に惚れこんで、「この技術をいつか自分のものにしたい」そう思っていた彼が
会社の負債を全て背負い込んで、一からのスタートならぬ、マイナスからのスタートをしたってこと。
「俺にやらせてくださいっ!!」
こうして彼は焙煎士の資格を得た。
それが4年前。
今では全国から注文が殺到するという。
炭火焙煎の珈琲は、香りとコクが深いと同時に苦い印象があるけれど、川上さんの珈琲は
非常にまろやかで優しく、繊細な味だそうです。
珈琲好きな方、是非お試しあれ。
炭火自家焙煎珈琲 ?MC珈琲珈琲に似合う曲って、こんな感じなのかな???
Bill Evans-My Foolish Heart
ジャズ喫茶にも随分出かけたが、注文はウヰスキーか、バーボンで、コーヒーは頼んだことがない。
それでも、喫茶店の前を通るときに漂ってくる香りにはなんとなく誘われることもあるのだが、たとえ入ってもオーダーは
「酒ある??」となってしまうだろう。御免なさいね、コーヒーの素晴しさが解からなくって。
私の田舎の一関には有名なジャズ喫茶「ベイシー」があります。全国からファンが集まる??といわれております。「みちのく」にお越しの際は是非寄ってくださいね。