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自分も派遣社員だった時期があるので、どうしても見過ごせない。
私がよく訪問させていただくサイトの運営者は皆立派な大人の方で、そこに集う方もバランス感覚に優れた考えを持ってみえる人ばかり。
「世に倦む日々」のThessalonike(テサロニケ)氏は、去年6月、秋葉原殺傷事件が起こった時に、
派遣社員冷遇の世相に警鐘を鳴らしていた。
彼女がいない - 加藤智大の自虐ひがみモロノーグと新自由主義
この記事を読んで、改めて社会が「人」に及ぼす影響は大きいと思った。
この記事の読後感は、「私はただ運が良かっただけ」そんなものだった。
もちろん運の強さが自分の強さという考えもあるだろうけど、私はそうは思わなかった。
正社員になれない人を「運」とか「頑張りが足りない」とかで片付けてしまう社会がした事は
正社員への道を狭くしただけではないか。
秋葉原殺傷事件を機に、政府は、企業はこの半年の間に何をしただろう?
セーフティネットなど敷かれない。
それどころか、年末の「派遣切り」で益々の弱いもの苛めである。
この「年越し派遣村」に対するニュース記事がネットでもテレビでも取り上げられているが、
ネットのニュース記事に対する反応は酷い。
「自業自得」「自己責任」
KOIZUMIやTAKENAKA信者が、まだこんなに溢れているのかと驚いた。
大晦日の深夜「朝まで生テレビ」が放映されていて、OMURA(愛知県)が出ていた。
パネラーから派遣社員が正社員になれない理由は何かと問われた時
OMURAは平然と言い放った。
「そりゃスキルが無いからでしょ、スキルは大切ですよ、何で取らないの?」
そんな時間的にも金銭的にも恵まれていないってこと、この期に及んでまだ理解出来ていない。。。
はいはい、アンタには未来永劫投票しませんよ。
正月の2日だったか、、、NHKで日本の今後を考える討論番組に、TAKENAKAが出ていた。
パネラーの一人から、派遣労働者に対する仕打ちと大企業の利益(内部留保)と役員報酬のアップの不条理性を問い正された時
TAKENAKAは平然と言い放った。
「今までは正規雇用者が恵まれ過ぎていたのだ。」
派遣社員の一掃が済んだら、今度は正社員に着手ということか。。。
あくまでも大企業とその役員のパイプは大事に永久保存ってことね。
ネットで派遣社員ばかりを責め立てていた連中も、今に同じ目に会うってもんだ。
明日から厚生省の公会堂も使えなくなる。
日比谷の人々は一体どうなるのだろうか。。。
ここまで何の手も打たなかった大企業も政府も、まだ、労働者が滅びても「己には関係無い」と言うのだろうか?
冷たい社会は、いとも簡単に人を放り出す。
派遣切りに会った人々に、インタビュアーがマイクを向ける。
「家には帰らないのですか?」
「親とは絶縁状態なので、、、今更、、、。」
こんな会話が多かった。
それぞれの事情はあるだろうけど、親子(家族)の絆は簡単に考えてはいけないと思った。
思春期に抱えた第二反抗期を乗り越えられないままの若者が多いことに驚いた。
人は一人で生きていけるわけじゃない。
最小単位の家族という「社会」を否定続ける人は、大きな社会から放り出された場合に弱いと言われても仕方ない。
最終的に帰る場所が無いのだから。
それぞれの家族にも「事情」はあるだろうけど、そこんところの関係修復をしなければイケない人(修
復可能な人)も居るのではないかと。
責任感ゆえに頑張りすぎて所持金が500円以下になってしまっても、頼ることなく来た人にこそ、
今一度「両親」について考えて欲しいと思う。
親の援助を受けずに頑張り通して来た人が、困窮してどうにもならなくなって「親(家族)」に頼るのは
甘えではなくて、生きるために必要な「勇気」だと思うから。
Phil Collins : Against All Odds
世に絶望した失業者が溢れる時、差し伸べる暖かい「手」がなければ、彼らはどう変化するだろう?
生きるために人を襲うか、生きるのを諦めて己を殺すか?
現在起こっている事象は、この社会に生きる者全てに無関係ではない。
だからこの非常時に手を差し伸べる人々が現われた。
政府は民間ボランティアの活動に、引きずられる程度のことしかしていない。
逆じゃないの?
大みそかは、K−1観て、大満足のまま、すぐ早くに寝てしまったので、「朝まで生テレビ」は見てませんでした^^;
それにしても、OMURA氏というのは、政治家ですか??
≪パネラーから派遣社員が正社員になれない理由は何かと問われた時
OMURAは平然と言い放った。
「そりゃスキルが無いからでしょ、スキルは大切ですよ、何で取らないの?」≫
そのOMURAという人物は、どんなスキルを持っているんですかね?
そもそも手に職をつけるということよりも、普通科でまんべんなく成績をあげて、平凡なサラリーマンとなっていく。そうした日本人像を、戦後の日本は、国民教育としてやってきたんじゃないですかね。
いま日本で職を持っているホワイトカラーのサラリーマンで、自分で飯が食えるだけのスキル(手に職)を持っている、と明言できる人なんて、いったいどれだけいるのでしょう?
12〜3歳から努力に努力を重ねて手に職をつける大工や職人といった体を動かし働く職場を3Kとかいって嫌い、1億総ホワイトカラー化が促進されたのが戦後政治のニッポンだったのではないでしょうか。
自分自身を振り返ってみて、若いころよく思ったものです。自分の学力がピークだったのは小学校の高学年時代じゃなかったのかなと。その後、中学にはいって、学力が低下し、高校に入ってさらに低下、大学生になったら、まるで勉強なんてしなかったw
何事も政治のせいにはしたくないです。多くの日本人が選択した道というものが、子供のころから一生自分が食って行けるだけのスキルを身につけるということではなくて、いい高校にはいり、いい大学にはいり、いい会社に就職する。会社にはいったら仕事そのものより人間関係に注力し、いずれは管理職になって定年後は年金暮らし。そんな生活を描いていたのが、多くの日本人だったのではないでしょうか。
そうしてできあがった日本という国に、未曾有の不況が襲ってきた。
なぜ不況なのか。石油を筆頭に輸入原材料費が高騰し、アメリカが金融ショックに陥り、円高が追い打ちをかけて輸出物品が売れなくなった。
こうなることは、何年も前から言われていた。資源は有限である、石油は枯渇すると。いまは中東の石油に頼っているけれど、なんと実は日本の領海は、石油資源の宝庫だった。それが何年も前からわかっていた。にもかかわらず、政治はそれを先送りし、資源の開発をせず、中国に勝手に採掘され、それを指をくわえてみているだけ。
その政治家が、「スキルを何でとらないの?」
いったいテメェに何のスキルがあるんだよっ、バカヤロー!と、胸倉つかんで殴り倒してやりたい。そんな気がしました^^;