この「お雑煮」も地方によって仕様が違っていて、とても興味深い!
丸餅を使う地方もあれば、角餅を使う地方もあり、
白味噌仕立ての地方もあれば、お澄まし仕立ての地方もある。
具にしても、魚介を使う地方、根菜を使う地方、一つのお郷柄でしょう。
京都で友人の結婚披露宴で出された食事に、お雑煮が出されたことがあり、
関西特有の白味噌仕立てで、しかも甘め。
初めての味で、とてもショッキングだったことを思い出します。
かといえば北九州では、こちらも白味噌(だったような覚えが・・・)で具沢山。
餅の上に海老がどかんっと盛ってあり、そのゴージャス感に驚きました。
シャケとイクラを盛り合わせる新潟、あんこ入りのもちを白味噌仕立ての汁に入れる香川、
海の幸豊かな新潟はわかるけど、なぜ餡入り餅を白味噌で食らわねばならんっ!
香川県民の気が知れん。。。
などと、地方の「お雑煮」事情を知るたびに新鮮な驚きです。
三英傑を世に送った我が街、愛知のお雑煮事情といえば、、、城に金鯱を乗っけちゃうし
結婚式は派手だし、見栄っ張りだし、さぞかし贅沢な「お雑煮」かと思うでしょうけども
たぶん日本で一番質素で、見栄えも地味ではないかと思います(笑)
カツオ出汁のお澄ましに、角餅。
具はもち菜(この地方特有の小松菜のような青菜)のみ。食する前にカツオ節を振りかけるだけ。(写真参照)
社会人になるまで、ずっとこれが日本共通だと思っていたので、東京の友人の家でご馳走になった
具沢山のお雑煮には心底驚きました。
多くのお雑煮に出会い、それぞれ大変美味しく頂きましたけど(香川の餡入り餅の雑煮は食わず嫌い)
やっぱり故郷の食べ慣れたシンプルなお雑煮が、懐かしいし一番美味しい。
こういうのが母の味なんだろうな。。。っとしみじみ。
東京に住んでいた時、無性にお雑煮が食べたくなって、近所のスーパーで超有名な切り餅を買い求めて
実家と同じお雑煮を作ってみましたが、実家の餅との質の違いに、正にカルチャーショックを受けました。
実家が米屋だったので、我が家の餅の原材料は100%餅米。
弾力と歯ごたえに加え、お餅の味わいもしっかりあって、とても美味しかったし、
世間の誰もが、こういうお餅を食べていると思っていたのに。
市販のパックのお餅は、味もそっけもなく伸びが良いだけ。
あまりの違いに色んなこと思い出して、、、そして悲しくなって(←若造だったのでね)家が恋しくて恋しくて、
お椀にポタポタ涙しながら食べたこともありました(笑)。
年に一度、元旦に食べる実家のお雑煮は、本当にほっとします。
ちなみに、愛知県のお雑煮に具材が少ないのは、「名(菜)を上げる」と、かけているそうです。
へーぇ。
わたくしにはそんなゲン担ぎは通用しなかったみたいだけど、、、がはは(笑)
美味しいお雑煮を食べて元気いっぱいかな?
シンプルなお雑煮。おいしそ〜。食べてみたいです。
だしとが勝負ですね、鰹と昆布の両方のだしかな?
それと、さすが米屋の娘。お餅にはうるさい(笑)
私も生まれが新潟なのでお餅にはうるさいですよ〜。
家のお雑煮は、鶏モモ肉と鰹のだしで、お酒とお醤油とちょっぴりのお砂糖で濃い目の感じ。具の方は、大根と人参の短冊切りと小松菜、かまぼこに、茹でた四角いお餅を最後に入れて、ゆずといくらをトッピング。彩りも奇麗です。
さてさて私は・・・
お正月モードから朝6時起きの普通モードに昨日から切り替わりました。気持ちも新たに気合いを入れなおしてっと。鯱美さまは来週からお仕事かな?徐々にエンジンかけましょ〜
あ、言い忘れてました。
最後になりましたが、今年もよろしくお願いしま〜す♪