ラ・カンパニュラ

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2011.10.07 Friday

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2008.11.26 Wednesday

未来を写した子どもたち






インド・コルカタの売春窟で生まれ育った子どもたちが、カメラを通して外の世界へと飛び出していく姿を追ったドキュメンタリー。


2004年にアメリカで公開され、2005年にアカデミー賞ドキュメンタリー部門で最優秀賞を取った作品です。
2008年11月22日、日本にやっと上陸。


舞台はインド・カルカッタの貧民街。
ここで生活する子供たちの母親はほとんどが独身の売春婦であり、男は客引き。
大人達の親も同じ、その親達もまた同じ。

それは、インドのカースト制度という厳しい身分制度によるもの。
ここに住む子供達の将来に自由は無い。
親の職業をそのまま子供が受け継ぐよう義務付けられているから。

狭い部屋にカーテンを引き、子供達の母親は客を取る。
女の子はその間、家事を強いられる。
男の子はその間、外で時間を潰す。

わずか10歳の女の子でさえも、自分の将来を知っている。

馴染みの客からは「何時から客を取るの?」
という問いかけが増え続ける。

少女は応える。


「もうすぐだと思う・・・。」


こんなに悲しい会話があるだろうか。。。


夢多きはずの子供に、現実は夢見ることを許さない。
たとえ憧れの職業があったとしても、将来は生まれた時から決められているのだ。

母親が稼ぐ収入は、一日に300円。
一ヶ月の収入がわずか9,000円。

学校にも行けない子供達は、益々差別される。
夢を見ることを忘れ、諦めた日常を過ごすしかない毎日。

連綿とした歴史の中、世間に振り向かれることもない時代を見てきた貧民街に
イギリスの写真ジャーナリスト、ザナ・ブリスキ(女性)が足を踏み入れる。

ここからが映画の始まり。

公開されたのは2004年だが、ドキュメンタリーを制作するには時間がかかる。
撮影と記録が始まったのは、2001年だという。

ザナはまず、子供達の親に「子供を学校へ行かせるように」と話すが、
「そんな余裕は無い」と何処の親からも聞き入れてもらえない。
それでも看過出来ないこの状況を少しでも良くするために、自分に何が出来るか、、、を考えた。

そして彼女は、この貧民街に住む子供達を集め、一人一人にインスタントカメラを与えた。
子供達はカメラの扱い方はもちろん、存在さえも知らなかっただろう。

ザナは子供達に、自分が撮った世界の写真を見せる。
カメラの扱い方を教える。
子供達の目がキラキラ輝く。

もらったインスタントカメラで、子供達は暗い家から街へ出る。
道を行く老人、道端の露店、友達同士。
子供の目線で、実に『生きた』写真を撮り続け、、、そして笑った。

ザナは子供達の反応に驚き、さまざまな場所へ子供達を伴った。




初めての動物園、初めての海。
貧民街では聞かれなかった嬌声、楽しそうな笑顔、走り回る元気な姿、じっとしていられない衝動!

インスタントカメラのファインダー越しに、子供達は次第に夢を持ち始めていった。。。

この先は語らずとも良いでしょう(^^)



やっぱり、、、子供達にいちばん似合うのは、笑顔だと思います。

コブクロ : million films



これは、ある方が私の現在の仕事に対しての感想として挙げてくださった曲です。
本当に嬉しかったな~。

この曲を、この映画の中の子供達に贈りたいと思います。




子供達のその後は、、、是非スクリーンで確かめてください。


2011.10.07 Friday

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01:08 | - | - | - | pookmark |

コメント

>馴染みの客からは「何時から客を取るの?」
>という問いかけが増え続ける。
>少女は応える。
>「もうすぐだと思う・・・。」
>こんなに悲しい会話があるだろうか。。。

そういった環境にある子供達を救う手段は何か?
やはり教育ではないか。
身分制度はおかしい。
なりたくもない職業に就かなくてはならないのはおかしい。
そうした当たり前の事実に気付いてもらいたい。

この季節にはユニセフの寄付呼びかけの手紙が届く。
でもシールの作成とかにお金を使い過ぎだ。
シールなんか無くても、領収書なんか無くても、寄付する人は寄付をする。

赤穂浪士や新撰組の話の時にいろいろ書きたかったんだけど、
残念ながらまとまらなかった。
この「コルカタの売春婦の子供」の記事、秀逸です。

2008/11/30 10:00 PM by tk
>tk様

コメントありがとうございます。

教育が受けられない環境にある子供達のために、先進国が積極的に働きかけなければ、、、。
けど、日本のODNは一般庶民が望まない形でなされています。

それはどの国においても同じことが言えるかもしれませんが、
欧米の金持ち達は、巨額の税金も払うし寄付もします。
そのために敬われます。
日本はどうでしょう?
有名なアーティストがチャリティーコンサートを開いくことくらいしか
伝わってきません。
コンサートの次の日、紙面の芸能欄を飾りはしますけど
あまり敬われることはありません。


私が知らないだけで、恵まれない状況下に居る人々に対して
ずっと善意の寄付をしている企業、団体、個人も居るのでしょうけど。

シールやグッズを作るより、このようなドキュメンタリー映画を
製作した方がはるかに意味があると思います。

この映画は夜のニュースでチラリと紹介されましたが、
ほんの2,3分のことでした。

こういうニュースこそ、大きく取り上げてほしいものですけどね。。。

>この「コルカタの売春婦の子供」の記事、秀逸です。

お褒めに預かり、汗顔至極、感慨極致。

赤穂浪士や新撰組についても、また気が向いたら書いてみたい思います。
2008/12/02 12:26 AM by 鯱美
タイの学校に、岩隈図書館「Peaceful World 21」が完成
http://news.www.infoseek.co.jp/search/story/rakutensports_20080902453/%25B4%25E4%25B7%25A8%25B5%25D7%25BB%25D6/


プロ野球岩隈久志投手「楽天」も貢献しています。

>日本のODNは

誰も使わない所に橋を作りありがたくないODAで、
日本企業が日本政府と組んで金儲けをしているだけです。
「経団連に加盟している企業中心に」

アメリカの水「ペットボトル」買うと井戸が掘れる方が、
地元住民はありがたいでしょう。
2008/12/03 9:57 PM by 正しい日本国民!
>正しい日本国民!様
お越しくださってありがとうございます。
嬉しいです^^

岩隈投手は素晴らしいです!(スミマセン、知りませんでした --;)
まさにこの映画の中のザナと同じで、子供達の教育のための活動をしていらっしゃいます。
個人の意思だけでここまでされたのが凄いですね。

>経団連に加盟している企業中心に

ここんとこ、声を大にして訴えたいところ。

日本のODNは、「人」を見ていませんから。
2008/12/03 11:02 PM by 鯱美
現実を見つめる事の大切さ。
夢を持つことで、どれだけ人は変われるのか。
大人はもちろんのこと、小・中・高校生は学校の授業の一環として見せて欲しいです。

高校生の娘が、自分達にできる社会貢献をテーマに発表があるみたいだったで、鯱美さま御紹介のこの映画のこと話したら、シネスイッチ銀座にお友達と行くみたいです。私はふられました(笑)
2008/12/05 2:47 PM by 14番目の月
>14番目のお月サマ

コメントありがとうございます。^^
ふられちゃったのですかぁ〜。
それは自分の足で歩き、自分の目で見ようとしている姿勢。
立派ですよ!

私達が小学生の頃は「道徳」の時間がありました。
教育テレビのビデオを見せられて、「人となり」をつたないながらも学んだような気がしますが
ゆとり教育で割愛されたようで、非常に残念です。

娘さんの映画の感想を、よろしければ是非お聞きしたいです!^^
2008/12/05 10:47 PM by 鯱美
お約束通り娘の映画の感想を・・・

高1になると、中学の時みたいに何でもかんでもしゃべってくれなくなりました(笑)たった1才しか違わないのにね。でもとりあえず話をまとめるとこんな感じでした。

●自分は色んなことを知らないだめな子供だった。
●まず語学の勉強を必死にやる。
●カメラマンの女性のような優しくて強い人になりたい。

この三点を熱く語っておりました。

悲しくて辛い現実とは裏腹に子供達の写真に出会ってからの
笑顔が素晴らしくて少し救われたとも・・・
当面の目標は英検2級だそうです。

日頃から、娘に人の気持ちがわかる人になって欲しいといつも願ってきましたから、今回のこの映画はそういう事を考える意味でもとても良かったと思っています。すばらしい映画を御紹介くださってありがとうございました。

映画、御紹介くださってありがとうございました♪
2008/12/16 6:05 PM by 14番目の月
↑ なんか最後がダブりました〜。
しつこくてごめんちゃい(笑)
2008/12/16 6:09 PM by 14番目の月
>14番目のお月サマ

コメントありがとうございます☆

娘さんの映画の感想に、なんだかじーんときてしまいました。

>高1になると、中学の時みたいに何でもかんでもしゃべってくれなくなりました(笑)たった1才しか違わないのにね。

そのたった1年の間に、大人になったってことですよ。
頼もしいことではないですか!
現に「自分は色んなことを知らないダメな子供だった」って、、。
まだそんなこと結論付けるの早過ぎでしょうに。

この言葉を伺って、子供ってすごいなぁ〜、とつくづく思いました。。。
これって、自分を向上させようとしてる言葉ですよ。
そして具体的な「強い女性」って像まで入ってきてる。
渇いたスポンジみたいに、知識の水を吸収しようとしてる。

でも、それが出来ない子もいる、、、それを気づかせてくれる、そんな映画です。

そんな発信をキャッチ出来た貴女の娘さんは、凄いですよ。
多感な時期のうえに、周りの友達とは少しだけ違うことで思い悩むこともあるかもしれませんが、
この映画が外側に目を向けるきっかけとなるなら、こんなに幸せで豊かなことはありません。

こちらこそいいお話を聞かせていただきました。
わたしからも、「ありがとう」です☆

2008/12/16 9:41 PM by 鯱美

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